- 2008-12-27 (土) 23:00
- 古書

伝記小説 将軍秋山好古
山中峯太郎
新潮社
1934年(昭和9年)
これは、軍事冒険小説『敵中横断三百里』で有名な山中峯太郎著の秋山好古大将の伝記小説です。伝記本としては、昭和11年に秋山好古大将傳記刊行会より刊行された『秋山好古』より古い物となります。
ただ、この伝記小説は、司馬遼太郎の『坂の上の雲』とは異なる描写が幾つかあります。
例えば、『坂の上の雲」では秋山好古の陸軍士官学校行きを勧めたのは和久正辰となっていますが、この伝記小説では、仙台に転勤することになった和久正辰が「一緒来い」と秋山好古を誘いますが、好古自ら丁重に断り、自らの意志で陸軍士官学校に進んでいます。
さらには、『坂の上の雲』の秋山真之は兄好古に対しては常に緊張していましたが、この伝記小説では真之はけっこう好古にモノ言ったりしています。
と、『坂の上の雲』とは少し違った秋山好古を見ることができます。
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